自分で作ったり提供したりするものは、まず自分自身で使ってみろろということです。自分じゃ使わないものなら人はいくらでも無責任にも無思考にもなれる。そういう投げやりな「サービス」やら「プロダクツ」なんて、だれだってイヤだ。自分が作り手と同時に利用者の立場になれば、ちゃんと使えるレベルのものを提供しようとします。

2010年7月4日日曜日

米経済、振れの大きな世界市場からの逆風に直面=オバマ大統領

オバマ米大統領は2日、国内経済は正しい方向に向かっているが、振れの大きな世界市場の動向が引き続き向かい風となっているとの認識を示した。  6月の雇用統計発表後に記者会見した大統領は「われわれが正しい方向に向かっていることに間違いない」とした上で、「多くの国民にとって(景気回復が)十分なペースで進んでいない」と述べた。  6月の雇用統計・非農業部門雇用者数は、多くの臨時雇用契約が終了する中、予想以上の減少となった。減少は今年に入ってから初めて。  大統領は「われわれは振れの大きな世界の市場からの逆風と引き続き闘っている。経済を修復し、国民を仕事に復帰させるためにすべきことはまだ山積している」と語った。

一方、米経済諮問委員会(CEA)のローマー委員長は声明で、雇用統計は労働市場の段階的回復の兆候を引き続き示しているとし「特に最近の世界市場の振れの大きさや他の経済指標の内容がまちまちであることを踏まえると、こうした回復の継続的兆候が重要だ」と説明した。

2日の米株式相場は続落。このところ景気回復ペ
ースの鈍化を示す兆候が相次いでいたところへ、この日の雇用統計も失望を誘う内容とな
ったことが相場を圧迫した。
 今後売り圧力が高まることを示唆するテクニカル面での動きもあり、相場は一段安とな
った。S&P総合500種の50日移動平均は200日移動平均を下回った。こうした現
象が見られたのは2007年12月以来初めて。07年時にはその直後に地合いが緩み始
め、結局S&P500は12年ぶり安値をつけるに至った。

 6月の米雇用統計・非農業部門雇用者数は国勢調査実施に絡む臨時雇用が終了したこと
を背景に前月比12万5000人減となった。減少に転じたのは年初来初めて。
 フェデレーテッド・インベスターズの市場ストラテジスト、リンダ・デュッセル氏は
「雇用統計は強気になれない内容だった」とし「投資家は6月に出た落胆させられる、また
は若干落胆させられる多くの経済統計を見て売りを出している」と指摘した。
 この日は金融株をはじめ景気循環に敏感な銘柄の下げが目立った。S&P500金融株
指数 <.GSPF> は1.1%安、一般消費財指数 <.GSPD> は1.2%安となった。
 米独立記念日に伴う休日を前に、出来高は年初来最も少ない5営業日の1日に数えられ
る水準となった。

 ダウ工業株30種 <.DJI> は46.05ドル(0.47%)安の9686.48ドル。
 ナスダック総合指数 <.IXIC> は9.57ポイント(0.46%)安の2091.79。
 S&P総合500種 <.SPX> は4.79ポイント(0.47%)安の1022.58。
 週足ではダウが4.5%、ナスダックは5.9%、S&P500は5%、それぞれ下落
した。

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